リアップの効果/ミノキシジルの発毛効果は?
リアップの効果/発毛成分ミノキシジルとは?
まずリアップX5プラスネオに配合されているミノキシジルはどんなものなのかカンタンに解説してみたいと思います。
ミノキシジルは1979年からアメリカのアップジョンソン社(現在はジョンソン&ジョンソン社)が開発して使われ始めたのですが最初は発毛剤ではなく「ロニテン」という高血圧症の治療の飲み薬としてでした。
しかしその高血圧症の治療中の患者さんに多毛の副作用がみられました。
このことからあらためて臨床研究をかさねて1985年にFDA(米食品医薬品局)に発毛剤としての認可申請を行いました。
その結果1988年に発毛剤としての有用性が確認され医薬品としての承認を得ることに成功したのです。
こうしてその当時ただ一つの発毛剤「ロゲイン」としてのミノキシジル外用薬が完成したというわけです。
その後、この「ロゲイン」は世界90カ国以上で発売され現在に至っているというわけです。
リアップX5プラスネオを購入する時に注意点として高血圧、低血圧の人や心臓や腎臓に障害のある人、むくみのある人は医師や薬剤師の相談する旨の文言があるのは元は高血圧症のクスリであったという背景があるからです。
リアップの効果/壮年性脱毛症とヘアサイクル
薄毛や抜け毛の原因は老化や頭皮の環境が良くない、病気などいろいろ考えられます。
その中でも幅広い年齢層で見られる薄毛の症状が遺伝からの影響で発症する壮年性脱毛症です。
そしてミノキシジルがその効果を発揮するのはこの壮年性脱毛症なのです。
壮年性脱毛症は別名男性型脱毛症とかAGAともよばれています。
壮年性脱毛症は髪の毛のヘアサイクルが乱れることにより徐々に髪の毛が薄くなっていくというものです。
ヘアサイクルは「成長期」「退行期」「休止期」と順番に移行していきます。
男性ホルモンの影響で成長期に完全に成長することなく退行期へ移行してしまうことでだんだん髪の毛が少なくなっていくのです。
そしてそれにともなって毛包も徐々に小さくなり新しい髪の毛も細くなったり生えにくくなるという悪循環に陥るのです。
そして年月を経ながら徐々に薄毛が進行していくのです。
この壮年性脱毛症の症状を見極める目安として1日の抜け毛が100本といわれています。
この本数を超えるようになると壮年性脱毛症を発症している可能性があります。
「最近抜け毛が増えてきたな。」という方は壮年性脱毛症を疑ってみるべきかもしれませんね。
リアップの効果/壮年性脱毛症(AGA)に効果あり
発毛成分のミノキシジルは壮年性脱毛症(AGA)が原因のヘアサイクルの乱れにより小さくなった毛包に直接作用します。
ミノキシジルが頭皮に浸透することにより毛母細胞の増殖を促進。
そしてタンパク質の合成も促進させ髪の毛が生えやすくなります。
ミノキシジルを塗ることにより毛母細胞が大きくなることを「ディープグロース効果」をいいます。
このディープグロース効果により細くなった髪の毛が太く成長するようになります。
壮年性脱毛脱毛にはいくつかのタイプがありますがミノキシジルはさまざまなタイプの壮年性脱毛に対して発毛促進させることが可能です。
Ⅰ型 全体が薄くなるタイプ
特徴としては、髪の生え際から頭頂部にかけて全体的に薄くなっていきま す。抜け毛の量や薄げが急ではなく、ゆっくりと進行していきます。
Ⅱ型 前頭部・頭頂部から後ろに向かって薄くなるタイプ
特徴としては前頭部・頭頂部から後ろに向かって薄くなっていきます。 進行が進むと側面のみに毛髪が生えている状態になります。
Ⅲ型 頭頂部からM字型に薄くなるタイプ
特徴としては、前頭部の特に剃りこみ部分からM字型にうすくなっていきます。
Ⅳ型 Ⅲ型に加え頭頂部からも薄毛が進行するタイプ
特徴としては、前頭部の生え際からM字型に薄くなっていくのに加え、頭頂部から薄毛が進行していきます。
V型 額の真ん中から徐々に後退していくタイプ
特徴としては、額の生え際、特に真ん中から徐々に後方へ薄毛が広がっていきます。
Ⅵ型 頭頂部から輪が広がるように薄くなっていくタイプ
特徴としては、頭頂部から輪が広がるように薄くなっていきます。正面からは確認しづらく、本人が発見しにくいタイプになります。
大正製薬の公式サイトより
リアップの効果/前頭部や頭頂部に効果あり
以上のタイプの中からミノキシジルを使って効果を期待できるのは前頭部のおでこの生え際から薄くなっていくタイプ。
M字とかそりこみといわれている部分の薄毛や頭頂部のつむじあたりから薄くなっていくパターンの薄毛に効果を発揮するといっていいでしょう。
この部位の薄毛は壮年性脱毛症の症状の典型と言って良い部分です。
リアップの効果/現状維持も!
またこのミノキシジルを主成分としたリアップX5プラスネオはその効能、効果として発毛効果だけでなく「脱毛の進行を予防する」という効果も持っています。
つまり髪の毛を新たに発毛させるだけでなく現状生えている髪の毛を抜けにくくするという役目も果たしてくれるのです。
つまり現状維持をする効果をも持っているということですね。
リアップの効果/臨床試験の結果はどうなの?
リアップの効果/臨床試験とは?
ここではミノキシジル5%製剤の臨床試験の結果の説明をしたいと思います。
その前に臨床試験の意味をカンタンに解説しておきますね。
まず「臨床試験のデータ」は製薬会社が新しい薬を販売するにあたって承認を得るための申請を行う時に一緒に提出する試験の結果のことを言います。※臨床試験はヒトを対象としてその薬品の有効性と安全性をみます。
この臨床試験のデータにあわせて薬の資料を提出して認可申請をします。
そしてそれらをもとに専門の機関での審査がおこなわれその結果、承認されれば晴れて厚生労働省から医薬品としての販売許可が下りるという流れになります。
つまり臨床試験のデータはその内容について充分に審査が行われる極めて厳格で信憑性の高いデータであるということが言えます。
リアップの効果/臨床試験の内容と評価
そして実際に申請されたミノキシジル5%製剤の臨床試験の結果を説明します。
このミノキシジル5%製剤のデータは「リアップX5」の時の申請承認データです。
しかしこのデータは現在発売されているリアップX5プラスネオのものと同等だということだと考えて問題ありません。
大正製薬公式サイトで公開されている承認申請データは以下の5つでした。
①医師による、リアップX5の評価
②被験者自身による、効果の印象
③毛髪数に変化はあったのか?
④毛髪の太さに変化はあったのか?
⑤リアップとリアップX5、総毛髪数の比較
この臨床試験の被験者、つまりミノキシジル5%製剤を実際に使った人は約50人です。
ただしデータを取るごとに47人とか45人という人数になり毎回きっちり50人ということではなかったようです。
①医師による、リアップX5の評価
リアップX5を約1年間(52週)投与して4週間ごとに医師がその結果を評価したものをデータとしたものです。その評価は5段階でされています。投与して4週間後(1ヵ月後)には改善傾向がみられる人が出てきますが全体の4%なのでごく一部です。人数で言えば50人中2人に軽い改善がみられたという結果になっています。この軽い改善がぐっと増えるのが12週間後(3カ月後)からです。全体の6割ほどの人になんらかの改善がみられるという結果になりました。そして投与してから24週~28週の間に9割ほどの人になんらかの改善がみられたという結果になっています。以上のことから言えるのは1~2か月間の短期間ではその効果を実感するのは難しいということです。リアップX5プラスネオの発毛効果を正しく判断するには少なくとも4か月間は使い続けることが大切だといわれているのはこのデータからもはっきり読み取ることができます。
②被験者自身による、効果の印象
医師の客観的な評価だけでなく50人の被験者による主観的な効果の印象のデータがこここのデータです。医師の評価に比べて全体的に少し厳しい印象だというのが数値からわかります。「ミノキシジルは薄毛に効果がある」という良いイメージがあったのでしょうか。ただこれは実際にはじめてリアップX5プラスネオを使う場合も同じだと思います。ミノキシジルの効果の期待の大きさのあまり最初の1~2ヵ月使ってみて思ったほど効果がみられないと途中で挫折してしまうということにもなりかねません。このデータを踏まえたうえでまずは4か月間はコツコツ継続していきたいものです。
③毛髪数に変化はあったのか?
被験者の毛髪の本数についてもデータとして残されています。髪の本数に関しては4週間後から8週間後(2か月後)にかけて顕著に増えているのがわかります。ただしこの間は初期脱毛もあるでしょうし発毛の兆しはあるとはいえまだ産毛程度の長さでしょうから目に見えての効果はさらに使い続ける必要があります。やはり被験者がミノキシジルの効果を実感するまでにはさらにあと2か月間は必要なのです。実際には生えてきているもののそれをハッキリ実感できるまでには2か月ぐらいのタイムラグがあるのです。
④毛髪の太さに変化はあったのか?
ここでは現状生えている髪の毛の太さについての計測データです。40μm以上の髪の毛の本数をカウントしたデータですが40μmとは軟毛と非難毛の境目であると考えて差し支えありません。つまり40μm以上の髪の毛は非軟毛の髪の毛のことです。非軟毛の増加が目に見えて増えたのが8週間後(2ヵ月後)からです。このことからミノキシジルの効果により毛母細胞が大きくなり現状生えている髪の毛が太くたくましくなっているということがわかります。ミノキシジルは発毛効果だけでなく現状の髪の毛を丈夫にさせる効果もあるということなのです。
⑤リアップとリアップX5、総毛髪数の比較
ここではリアップとリアップX5の発毛効果の違いについて比較しています。つまりミノキシジル1%製剤とミノキシジル5%製剤では発毛効果にどれだけの違いが出るのかというものです。この実験の被験者数は双方150人弱。つまり合計で300人弱での発毛効果の比較です。24週間(6か月間)での実験ですが最終的な結果は1平方センチあたりで1%で15.4本(1%)、5%で21.6(5%)となりその発毛効果の差は明らかになっています。この24週間のグラフの変遷を見るかぎり24週以降も継続していったとしてもその差は小さくなる感じではありません。つまり高い発毛効果を得たいならリアップよりもリアップX5プラスネオの方が断然おすすめできるということがわかります。
リアップの効果/壮年性脱毛症以外の効果は?
リアップの効果/円形脱毛症
コインのように円く脱毛する単発型が基本ですが、一ヵ所と限らず多発することもあります。ときに頭全体の毛が抜け、さらに全身の毛が抜けることもあります。頭全体のとき全頭型、全身のとき汎発型といいます。少ない型ですが、頭髪の生え際が帯状にぬけるとき蛇行型といいます
日本皮膚科学会
これが円形脱毛症の症状ですが残念ながらリアップX5プラスネオを使って円形脱毛症を治すことはできません。
円形脱毛症についてはいまだになぜ発症しているのかはっきり解明されていません。
だから自分でどうにかするのではなくまずは専門医に診てもらうのが一番良いでしょう。
リアップの効果/びまん性脱毛症
びまん性脱毛症になる要因はいくつかあります。
加齢によるものや男性ホルモンが影響しているもの、休止期脱毛などです。
この中でリアップが有効とされるのは男性ホルモンが影響している場合のびまん性脱毛です。これは女性の男性型脱毛症(FAGA)とも言われている症状でミノキシジルが有効であることがわかっています。
ただ女性の場合はミノキシジル5%のリアップX5プラスネオは使うことができません。
これだけ濃度の濃いミノキシジルはデータがないためです。
女性用にはミノキシジル1%のリアップリジェンヌがあるのでこちらを使うようにしてください。
リアップの効果/その他の注意点
リアップの効果/側頭部の薄毛への効果は?
リアップX5プラスネオは男性型脱毛症(AGA)に対して効果が認められています。
だから効果が見込める部位はこの男性型脱毛症の発症部位とされる前頭部から頭頂部にかけてです。
残念ながら側頭部の薄毛に対しては発毛効果は見込めません。
リアップの効果/20代の薄毛でも効果ある?
リアップX5プラスネオは20歳以上の男性におすすめの発毛剤となっています。
ただしその効果が見込めるのは男性型脱毛症と呼ばれる症状のみです。
まずは大正製薬公式サイトのチェックシートにて症状を確認してから購入をご検討ください。
リアップの効果/即効性はあるの?
リアップX5プラスネオは残念ながら即効性はありません。
1日2回朝晩塗布して最低でも4ヵ月間は継続することが必要です。
またその発毛効果には個人差があり思うような結果にならない場合もあります。
リアップの効果/産毛に対しても効果ある?
AGAはヘアサイクルが乱れることにより成長しきらずに退行期を迎えることで毛母細胞が徐々に小さくなり髪の毛が産毛のように細くなっていきます。
リアップX5プラスネオの主成分のミノキシジルはこの小さくなった毛母細胞を活性化させ産毛のような細い毛でも太くすることが可能です。
リアップの効果/どれくらいの期間使うべきか?
リアップX5プラスネオは早い人では2か月目ぐらいから発毛効果を実感する人もいます。
ただそれもごく一部の人なので最低でも4ヵ月は使ってみてください。
効果のでている方の多くは4~8か月ぐらいで実感する人が多いです。
そして12~18か月ぐらいでその効果は安定するといわれています。
リアップの効果まとめ
リアップX5プラスネオの効果について解説してみました。
育毛剤を使ってみてその効果に疑問を感じたらリアップX5プラスネオのような発毛剤に乗り換えるのも一つの方法です。
リアップX5プラスネオは第一類医薬品なのでしっかりとした臨床試験が行われているのでその有用性は折り紙付きです。
そしてその臨床試験でも約9割の人に発毛効果があったというところも大きな期待を感じます。
壮年性脱毛症は発症してしまうと育毛剤では食い止めることができません。
またAGAクリニックに診てもらうのもいいですがいきなりはハードルが高いハズです。
そんなとき薬局や通販で購入できる医薬品のリアップX5プラスネオは心強い味方になってくれると思いますよ♪